本日は前回お話した「人間の不完全性」について、Vol.2を書いていきたいと思います。
芳村思風著の「人間の格」「意志の力、愛の実力」を読む機会がありました。その中で「人間性の不完全性」というキーワードに、私は心を打たれましたので少しご紹介できればと思います。
前回でお話しましたが、人間は不完全であり、人間の成長には、謙虚さ(傲慢にならないこと)が絶対不可欠であるということでした。
本日は、「人間の不完全性」を自覚することで生まれる、人間関係の変化について書きたいと思います。
皆さん、普段から、コンビニ、レストランなどのお店で、店員さんへ「ありがとうございます」と「感謝」を伝えていますでしょうか。私は、必ずどんな人にも「感謝」を伝えることを心掛けています。この「感謝」をするということが、自分が不完全であるという謙虚さの表れなのです。
人間は不完全で、たった一人で生きていける人間は存在しません。必ず誰かの援助があって、コンビニでも、レストランでも、物が買え、食べ物が食べられています。この自覚がない人間は、「金を払っているからそんなこと当たり前だ」と傲慢な考えの人間が多いです。根本的な考え方が違うのです。世の中のあらゆる物やサービスは、それを提供してくれている人たちが、努力して創意工夫してくれたものを我々消費者が、「お金を払って使わせていただいている」という考え方が大事なのです。つまり、「謙虚さ」がとても大事なのです。
この「謙虚さ」を持っていないと、普段の人間関係でどういうことになるか。「謙虚さ」とは、「傲慢ではない」ということです。傲慢な人の人間関係はどいうことになるか。傲慢な人は、他の人にたいして、「感謝の心」がありません。「感謝の心」がないということは、「ありがとう」という言葉は出てきません。「ありがとう」を伝えなければ、援助をした人はもうその人には、援助をしなくなるでしょう。つまり、傲慢な人には「友人」「仲間」「協力者」がいなくなってしまうのです。
冒頭でも述べましたが、「人間は不完全で、たった一人で生きていける人間は存在しない」です。「友人」「仲間」「協力者」がいなくなってしまった時、その人の人生は「幸福」なのでしょうか。「幸福」の形は人それぞれですが、私はたった一人で生きていくことほど、寂しい人生はないと思います。常に「感謝」「謙虚さ」を心掛け生きていく事で、「幸福」な人生を送っていけると思います。
改めて、「人間は不完全」という自覚が必要なのです。
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